高麗人参の生産国による効果の違い

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高麗人参の産地による効果の違い

高麗人参は色々な国で栽培されている

高麗人参というと漢方生薬なので中国が原産と思われている方が多いかと思いますが、そうではありません。

 

高麗人参の主な生産国

  • 中国
  • 韓国
  • 日本
  • アメリカ
  • カナダ
  • ロシア
  • 北朝鮮

 

このように色々な国で栽培されていますが、その効果は栽培された国によって異なります。どのような違いがあるのか説明します。

中国・韓国産の高麗人参

  • 効果:品質が良いものが多く、効果もおおいに期待できる
  • 価格:流通量が多く、安価で手に入る

 

何にでも需要と供給の関係があるように、その国にて沢山消費されるものは沢山作られるという方程式があります。高麗人参も同じであり、昔からその国の文化に根付いており、消費量が多い国は沢山栽培されています。

 

世界的にみて高麗人参の消費量及び生産量が多い国は中国と韓国です。中国や韓国は昔から漢方薬が主な医学としてあり、現代もその傾向が色濃く残っています。それ故、高麗人参の生産量が最も多く、その栽培技術も卓越しています。

 

高麗人参の質を決める「ジンセノサイド」の量、数もトップクラスであることから、不快症状や病気に対する効果の高さや適応範囲も広いという特徴があります。

 

また、大量に栽培、生産されているので価格的にも比較的安価で安定しています。

日本産の高麗人参

  • 効果:中国・韓国産のものと同等。品質が良いものが多く、効果もおおいに期待できる
  • 価格:高い。しかし安全面の高さがあるので人気が高い

 

数は少ないですが日本でも高麗人参は栽培されています。日本の高麗人参の品種や栽培の方法は中国や韓国から伝来しているので、ほぼ品質に関しては中国産、韓国産のものと同様といっていいでしょう。

 

高麗人参は6年物が最高級とされているので、6年ものの高麗人参であれば、ほぼ最高級品の高麗人参ということができます。

 

しかし、日本では人件費が高いことと、あまり栽培されていないということから、価格面では非常に高価となっています。品質に関しては同じなので、価格だけ高いというデメリットがあります。

 

とはいっても、日本製の高麗人参は安全性が高いので人気があるという側面もあります。

アメリカ・カナダ産の高麗人参

  • 効果:品質がいいものが少ない。中国・韓国・日本産では効きすぎてしまう方は、マイルドな効き目のアメリカ・カナダ産が合う
  • 価格:不明

 

アメリカ、カナダ産の高麗人参は、高麗人参の質を決めるジンセノサイドというサポニンの数が少ないことが確認されています。

 

なぜ少ないのかというと、栽培年数が3〜4年と短い場合が多いからです。栽培年数が短いと栄養の摂り込みが少なくなってしまうので、ジンセノサイドの量も少なくなってしまいます。

 

実際に量を測定したところ、中国産、韓国産、日本産の高麗人参は30種類のジンセノサイドを含有しているのに対し、アメリカ、カナダ産は13種類程度しか含有されていなかったというデータがあります。

 

このような傾向があるので、マイルドな効き目を求めたいという方はアメリカ、カナダ産の高麗人参が合っていると思います。

ロシア産の高麗人参

  • 効果:そもそも高麗人参ではないケースが多いため、効果については不明
  • 価格:不明

 

ロシア産の高麗人参は、全く種類が異なる「シベリア人参」であることが多いので注意が必要です。

 

シベリア人参は高麗人参とは全くの別物で、栽培方法、効能効果など全て異なります。

 

>>シベリア人参の効果

 

ロシア産の高麗人参を購入する際には、以上を踏まえしっかり確認した上で購入するようにします。

北朝鮮産の高麗人参

  • 効果:中国・韓国・日本産と同じく、品質が良いものが多く、効果もおおいに期待できる
  • 価格:不明

 

北朝鮮製の高麗人参も基本的には中国産、韓国産のものと同様です。

 

とはいっても、流通経路が限られているので、入手方法が最大の難関になります。

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