管理人
体に必要なエネルギーが不足している状態の神経過敏に、高麗人参は効果を発揮すると言われています。
精神疾患の多くはストレスや生活習慣の乱れ、心身の過労などによって生じるとされています。特にストレスの影響は多く、精神疾患によって自ら命を絶つ人も増加している原状が心配です。
人間の脳というのは能力が高く、それ故に色々なことを考えてしまい、脳内のバランスを崩してしまうことが原因となります。高麗人参には脳内神経伝達物質の生成を高める作用や、自律神経を安定させるという働きなどがあるので、各種精神疾患の改善に役立ちます。
各種精神疾患の原因の一つとされているのがモノアミンと呼ばれる、脳内に分泌される神経伝達物質の不足です。
長期に渡るストレスによって神経伝達物質の分泌が亢進した状態が続くと、やがて分泌する器官の機能低下や神経伝達物質の不足が引き起こされます。神経伝達物質が不足してしまうと、脳の機能が正常に維持されにくくなってしまうので、精神疾患が引き起こされる原因になります。
高麗人参には神経伝達物質の材料となるアミノ酸の生成を促す作用や、分泌する脳の器官を活性化させるという働きがあるので、各種精神疾患の予防、改善に役立ちます。
管理人
自律神経が不安定であり、気力体力共に低下している場合には高麗人参がおすすめです。
高麗人参には神経の働きを調節するという働きがあります。
この効果により、機能が低下している場合には持ち上げ、逆に高ぶっている場合にはリラックスさせるという両方の効果を得ることができます。もちろん、精神疾患には色々タイプがあり全ての症状に対して高麗人参が適応になるとは限りませんが、体や心が少し疲れたと感じている時に少し利用するとよいでしょう。
精神疾患が長期化すると、自律神経が乱れてるので内臓やホルモン系の働きも低下してしまいます。内臓やホルモン系の機能が低下してしまうと、食欲不振や動悸、息切れ、ストレス耐性の低下などが引き起こされて、更に精神症状が悪化してしまうことがあります。
高麗人参には代謝や神経系の働きを活性化させたり、各種栄養やエネルギーの生成を活発にするという作用があるので、内臓の機能向上、ホルモン分泌の活性といった効果を得ることができます。これにより、精神疾患によってもたらされる心身への不快症状を低減させることができます。
現代はストレス社会といっても過言ではありません。事実、年々ストレスによる疾患は増え続けており、最近では厚労省が指定している重点的な対策が必要だとされる医療計画に、精神疾患が加えられて「5大疾病」となっています。
その精神疾患に打ち克つのに必要な「ストレス耐性」を引き上げるのに「高麗人参」が効果を発揮します。
人間がストレスによるショックを緩和させる方法としては、ストレスが引き起こされた際に副腎皮質ホルモンを分泌させて、ストレスによるショックを緩和させるという方法をとります。
副腎皮質ホルモンが分泌されると、ストレスによる神経の過興奮を緩和させて体を守る…という仕組みです。
高麗人参はこのストレスから身を守ってくれる副腎皮質ホルモンのひとつ「ステロイドホルモン」の分泌を優位に高めてくれます。
なぜ胃腸の働きを向上させるとストレス耐性が高まるのかといいますと、胃腸の働きというのは人間の情緒系に関わっているとされています。
よく、胃腸の調子が悪いと何となく調子が悪いという人がいますが、これはその人が特殊なのではなく、皆、胃腸の調子が悪いと情緒が安定しないで不快感を覚えるためです。
なので、高麗人参を服用して胃腸の働きが向上すると、情緒が安定するので自ずとストレス耐性が引き上げられます。
以上、高麗人参はストレスを緩和させるホルモンの分泌を良くすると共に、情緒と呼ばれる心や気持ちの基本となっている部分を安定させるという効果から、ストレス耐性を引き上げることが出来るというわけです。
ストレス耐性とは読んで字の如く、ストレスに耐えられる度数をいいます。
例えば、人を10人集め不快であろう騒音を聞かせたとしても、すぐに耐えられなくなる人もいれば、全く不快だと思わない人とがいます。これは、単純にストレス耐性が異なることを意味します。
なので、もし仮に同じ内容の仕事をやったとしても、ストレス耐性が弱い人は精神病を発症するでしょうし、逆にストレス耐性が強い人は精神病には至りません。
精神病に至るまでは長い期間、精神的苦痛に耐えに耐え、時間を積み重ねて発症するケースが多く見受けられます。当然、治すのにも長い時間が必要となります。
そうならない為にも、日頃からストレス耐性を高めておくことが肝心であり、その効果に期待できるのが高麗人参です。
高麗人参には優れた自律神経調整の効果があります。しかし、全ての方の自律神経を調整する訳ではありあません。
高麗人参は【虚証】といって『心身が弱っている』が故に自律神経が乱れがちになるという方に対して優れた効果を発揮します。
逆に、体力が十分に充実していて、脳や全身の神経が興奮状態にある場合には高麗人参は不向きになります。高麗人参には体力を向上させて神経を興奮させるという効果があるので症状を悪化させる可能性が高くなるのです。
高麗人参というと万人に効果があるというような言われ方をしていますが、全くそのようなことはありません。
高麗人参には【体力を充実させる】効果がありますが、逆に言えば体力が十分に充実している人が摂取すると、体の負担を増やして毒になるということになります。
大前提として『薬である』ということを意識して用いるということが大事になります。
以上のような事があり、なおかつ自律神経症状(めまい、イライラや不安感が多い、動悸、食欲不振、のぼせ、不眠など)がある場合には高麗人参が適しています。
一般的に自律神経の乱れはストレスによってもたらされるとされていますが、実はそれだけではなく、体の弱りによっても乱れることが分かっています。
実際にも【貧血や運動不足などがある方は情緒が乱れやすい】というデータもあり、それを裏付けています。
【健全な肉体には健全な魂が宿る】といいますがそれは本当です。体が健全でないと脳への栄養供給が滞ってしまうので神経バランスが崩れ、心の状態がアンバランスになってしまうからです。
このような体の弱りによる自律神経の乱れに対して高麗人参が効果を発揮します。自律神経失調症と精神症状が相互に関係しあって起こる更年期障害についても、高麗人参が効果が期待できると言われるのはそのためです。
高麗人参が持つこれらの働きを継続的に摂取することによって、治りにくいといわれるうつ病の改善効果が期待できます。
うつ病の原因の一つとしてあるのが中枢神経の機能低下です。中枢神経とは神経が集まっている場所を指し、脳や脊髄がそれに当たります。
高麗人参には、この中枢神経に作用して全身の神経伝達を高めることができます。神経の働きが良好になると、五官及び皮膚、内臓、筋肉など神経刺激によって動いている場所の動きが良好となり、体により多くの情報が入ってくるようになるので、活性の低下によるうつ症状の改善効果が期待できる訳です。
興奮性が行き過ぎてしまうのを防ぐため、中枢神経の興奮を緩和させるという相反する作用も併せ持ちます。これらの効果により、脳に対してほどよい活性を生じさせ、徐々にうつ症状を改善するという効果を発揮します。
また、うつ症状になると
などが生じやすくなり、益々身体症状を悪化させてしまうことがありますが、高麗人参にはこれら機能低下を改善するという働きもあるので、相乗効果でうつ病の改善に役立ちます。
高麗人参には中枢神経に対して活性化させるだけではなく、鎮静化という働きももたらします。
うつ病を患っている方の中には、自らを鼓舞するために積極的に外出するものの、逆に疲れてしまいうつ症状が悪化してしまう…という方がいます。
この症状は神経が刺激して高ぶりすぎていることが要因となっており、神経を鎮静化させることが必要となります。
高麗人参には神経の働きが下がりすぎている時は活性化させ、逆に高ぶりすぎている時は沈静化させるという作用があるので、うつ症状の改善及びストレス耐性を向上させることができます。
うつ症状が進むと食欲不振や息切れ、動悸など内臓によって生じる不快症状も出てきます。これは運動不足や自律神経のアンバランスによって生じ、うつ症状を悪化させてしまう要因になります。
高麗人参には胃腸や肺、心臓、肝臓などの働きを向上させるという働きがあるので、食欲不振や息切れ、動悸などの不快症状改善に役立ちます。
また、脳の機能を低下させる原因となる「神経伝達物質」の生成も、内臓の働きを向上させることによって高まることから、相乗効果でうつ症状の改善に効果を発揮してくれます。
高麗人参には糖質や脂質など、人間が生活を営んでいく上でエネルギーとしている栄養素の代謝を活発にするという働きがあります。代謝が低下してしまうと、脳及び筋肉、内臓へのエネルギー供給が滞ってしまうので、うつ症状を悪化させてしまう原因になります。
などがある場合には、代謝が低下している可能性があるので高麗人参での改善が効果的です。
管理人
高麗人参をうつ症状の改善に役立てる場合には、半年〜3年程度の長期に渡り体質改善に取り組んでいくということが大事になります。
うつ病というのは全身のリズムや活性のアンバランスによって引き起こされており、それらはすぐに改善するというものではないので、毎日少しずつ長期に渡って高麗人参を取り入れていきましょう。
うつ病の原因は主にモノアミンの不足が原因とされています。
モノアミンはアドレナリンやノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質の総称であり、これらが不足してしまうと脳内にて神経の伝達がスムーズに行われなくなるので、心身の機能が低下しやすくなり、前向きな思考、やる気、運動能力の低下及び、不快刺激の高まりが同時に起こるようになります。
うつ病の状態が続くと「刺激から遠ざかろう」とするようになるため、より一層刺激に敏感になる、筋力が低下するなどが引き起こされ、症状が改善しにくくなる状況が作り出されます。
うつ症状が長引くと、ホルモン系の働きも低下してしまいます。(脳及び身体能力の低下により、全身への刺激性が低下し、それにより各種ホルモンの分泌が低下するという関連があるからです。)
ホルモンにはストレス耐性に関わるコルチゾールや炎症抑制、やる気の増進に役立つ性ホルモン、全身の代謝や興奮を高める甲状腺ホルモンなどがあり、分泌が滞るとやる気や血圧の維持、血糖値の維持、筋力維持、血流維持などの能力が低下してしまうので、うつ症状が更に悪化してしまうということになります。
高麗人参にはホルモン系の材料となる栄養素の生成を高めたり、ホルモンの分泌を高めたりする作用があります。これにより、長引くうつ症状を改善に導いてくれます。
病院から処方されるうつ病の薬では、この大事なホルモンの活性がなされないことから、なかなか改善に結びつかないということが少なくありません。
管理人
精神過敏の方の中でも特に、体力が低下していることが原因の場合に、精神安定効果が期待できます。
高麗人参が体力の低下を伴う神経過敏に効果を発揮する理由ですが、人間の体というのはしっかりとエネルギーで満たされていないと神経が過敏になります。
誰もが経験があると思いますが、空腹になるとイライラしたり情緒不安定といった症状が出ます。イコールではありませんが、体力が低下している状態というのは、慢性的に体全体のエネルギーが低下している状態といえます。
中には肥満の方もいらっしゃいますが、肥満イコールエネルギー過剰なのではなく、肥満であっても蓄えているエネルギーを体が必要とするものに変換して燃焼することが出来なければ、それはエネルギー不足と何ら変わりはありません。
あくまでも体に必要なエネルギーが不足している状態の神経過敏に高麗人参は効果を発揮するのです。
症状にバッチリ適合する方が高麗人参を服用すると、比較的すぐに「言いようのない安心感」を感じることが出来ます。それは一瞬ではなく薬効がある間中続きます。
また、虚弱体質を改善する目的でも高麗人参は使用できるます。
長期に渡り高麗人参を服用することにより、体質改善が完了した後であれば、神経過敏が改善され服用しなくてもいい状態を維持することが出来るようになります。
症状にピタリと合う方が服用すると、どんな薬よりも優れた効果を発揮するのでおすすめです。
運動は自律神経や脳の機能アップに有効なだけではなく、全身の血流アップやホルモン系の機能向上といった働きもあるので、精神疾患の予防、改善はもちろん、付随する不快症状の改善にも役立ちます。
特に、運動不足によって生じるめまいや息切れ、動悸、すぐに疲れてしまう、風邪を引きやすい、冷え性などの症状がある方に効果的です。
高麗人参には運動機能を高めるという働きもあるので利用すると効果を高めることができます。