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「登録販売者」として10年ほど漢方薬、健康食品、サプリメント、民間薬などを販売してきた管理人が解説します。
高麗人参は健康食品としてとても人気ですが、胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎などの症状の方が漢方として利用されていることも多く、ドラッグストアなどで手軽に手にとることができます。
「体の調子が悪い気がするけど、病院に行くまでもない」という、漢方医学的には未病と言う状態でお悩みの方は、ぜひ高麗人参を取り入れてほしいです。
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高麗人参は様々な効果が期待できますが、「内臓の動きを活性化」「血行改善」「水分を保持する」という3つの効果が期待できます。
高麗人参の最大の効果としてあるのが、体を元気にするという効果です。高麗人参を服用すると、まず内臓の働きが活性化します。内臓の働きが活性化するということは食べ物の消化吸収がよくなったり、不要物の代謝がよくなったり、心臓の動きがよくなったりします。
更に、各種ホルモン系の分泌を促するため、特に性ホルモンやステロイドホルモンの分泌を促進する働きが強く、人間が本来持っている造血系の働きを強化することが認められており、それにより貧血を改善する効果も期待できます。
高麗人参の効果は、体を温めて血流を促します。
人間には恒常性という働きがあり、体温は常に一定に保たれていますが、人によっては個人差があり1〜2℃の差があるといわれています。この温度差の影響を一番受けるといわれているのが外敵から身を守る「免疫」です。
この免疫機能が十分働くためには、平均的な体温が必要だといわれおり、必然的に体温の低い方というのは免疫が十分に機能を発揮できず、風邪を引きやすくなったり、それが長期に渡るとガンなどを発症する原因になり得るのです。
この低体温による免疫低下を回避する方法として、体を温める高麗人参があるのです。高麗人参に含まれる成分には内臓や筋肉の働きを高め、優位に体温を上昇させる働きがあります。
なので、冷え性で血流が悪化している方はもちろん、免疫低下を感じている方にも効果を発揮出来るのです。
高麗人参には体に必要な水分を保持して脱水などを防ぐという効果があります。人間は最初赤ちゃんの時は75%位の水分保持率を持っているのですが、年齢がいくごとにその確率は減り続け、老人になると50%程度にまで落ち込むといわれています。
高麗人参にはこの水分の落ち込みを防ぎ、常に瑞々しい体に保つという効果があるため、夏場の脱水を防ぐ優れた効果を持っているのです。
高麗人参というと誰もが一度は耳にしたことがある名前だと思います。高麗人参は非常にメジャーな漢方生薬であり、その活躍は漢方の世界に留まらず、健康食品、サプリメント、栄養ドリンクはもちろん、最近では化粧品業界にも進出しています。
なぜ、このように様々な分野に進出しているのかといいますと、それは高麗人参に確かな効き目があるからに他なりません。
俗にいうマーケットといって、商品を供給する業界ではまず効果の無いもの、副作用などのリスクがあるものなどは流通しないようになっています。
これは当然そのようなものを流通させても誰も得をしないからです。商売というものはまず、一番目にお客様が喜んで、次に小売店やメーカーが喜ぶ仕組みになっています。そういった意味で高麗人参はお客様を喜ばせ、マーケットを活性化する最も優れたアイテムなのです。
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高麗人参に含有されているサポニンは認知症の予防やストレスの緩和、各種病気の予防、血管由来の病気予防などの効果を期待することができます。
高麗人参には他の生薬や野菜には含まれていない「ジンセノサイド」と呼ばれる特殊なサポニンが豊富に含まれています。高麗人参に含まれているジンセノサイドにはジオール系、トリオール系、オレアノール系と3種類があり、それぞれ中枢神経の活性及び鎮静、免疫活性、肝機能向上などの働きがあります。
4位 下肢のだるさの改善
5位 アトピー性皮膚炎の改善
6位 胃腸虚弱の改善
7位 老化防止
8位 頻尿の改善
9位 糖尿病の症状改善
10位 歯茎からの出血、歯槽膿漏の改善
特に疲れやすい体質をどうにかしたい、足腰がすぐに疲れてしまう、仕事やストレスなどで体が疲れて辛いなど、心身の疲れ、虚弱対体質の改善に対する相談が多くなっています。
高麗人参は心身を元気にするという働きに優れた効果を発揮するのが特徴なので、心身の酷使や先天的に体が弱く疲れやすい、めまいがあるなどの症状がある方に効果的です。
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当サイトでは23商品の高麗人参関連商品をの調査を行いました。
そこで商品の、良い口コミや悪い評判、商品のメリット・デメリットなどを徹底的に調べました。こちらでは、タイプ別にサプリを仕分けしています。気になる商品をクリックすると、詳細を読むことができるので、サプリ選びにお役立て下さい。
抽出液&エキス | |
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タブレット | |
粉末 |
ドリンク | |
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ゼリー | |
錠剤 | |
粉末 |
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いくら健康に良いものだとしても体に合わないことや、何らかの病気をお持ちの場合はおすすめできないということがあります。
高麗人参は全ての人に適応になるという訳ではありません。薬というのは効果がある限り、適さない人が必ずいるというのが常識です。
体力が十分に充実している場合や、体内に熱がこもっている場合、ストレスにて心身が興奮状態にある時などは不快症状を憎悪させてしまうことがあるので、適応にはなりません。
更年期障害とは閉経を迎える女性に生じる不快症状をいいます。閉経前後には女性ホルモンが急激に減少することにより、ホットフラッシュや動悸、不眠などの不快症状が生じやすくなります。高麗人参には女性ホルモンの活性を促すという働きや、ホルモンの減少によって生じる身体能力の低下などを改善するという働きがあるので、更年期症状における不快症状の改善に有効です。
このような効果があるものの、自律神経の興奮を高めてしまうという作用もあることから、服用すると逆に悪化してしまうということもあるので、初めて利用する場合には注意して用いるようにします。
脈拍が急に遅くなったり早くなったりする時は、不整脈などの病気が原因の時があるので、まずは病院に行き原因を調べてもらうということをしなければなりません。そうした上で、問題がないという場合には、心臓の働きを高める作用のある高麗人参の服用が改善に繋がることがあります。
高麗人参には心臓に直接作用して動きをよくする、向上させるという働きがある反面、交感神経を刺激するという面もあるので、心臓の状態を悪化させてしまうこともあります。よって、まずは数回様子をみて、自分に合っているかを確認してから本格的な服用を始めるようにするといいでしょう。
高麗人参には肌細胞の生まれ変わりを促す効果や、胃腸の働きを高めて肌の栄養素の吸収を高める効果、血流を改善して肌の再生能力を向上させる効果などがあります。これらの働きにより、いつまでも残り続けるニキビ跡の改善に役立てることができます。ニキビ跡は放置しておくとそのまま成人になっても残り続けてしまうことがあるため、なるべく代謝のいい20代前半までに改善しておくようにすると効果的です。
高麗人参は昔から中国や韓国はもちろん、日本でも産前産後の妙薬として珍重されてきました。産前では貧血の予防、改善、胃腸虚弱の改善、冷え性改善などに用いられ、産後は母体の体力向上、免疫力向上、感染症の予防などの目的で利用されています。
安全性も高く特に大きな不快症状や疾病の原因になったという報告はありません。しかしながら、100%の安全性があるかというとそうではなく、現代医学では「安全性は確認されていない」ということになっているので、それを理解した上で利用することが望まれます。
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高麗人参はウコギ科のオネタニンジンの根を用いた生薬を指し、効能の方は人参の熟成度や加工の方法によって異なります。
日本に漢方薬やサプリメントとして出回っている高麗人参のほとんどは「紅参」が使われているため、価格は一般的なサプリよりも高い事が多いですが、評判がよく効果を実感できるものが多いようです。
次にグレードが少し下がると、4年物のオタネニンジンを使用し、皮をむいて乾燥させた「白参」になります。更にグレードが下になるニンジンを使用した「参条」「参鬚」などもあります。
日本に漢方薬やサプリメントとして出回っている高麗人参のほとんどは「紅参」ですが、高麗人参の質、加工方法は問題なくても、エキスの抽出方法については各社異なる方法を用いているので、そこで効能に差がついてしまうということもあるようです。
高麗人参は漢方薬の中で「上薬」と呼ばれており、長期に渡って利用し続けても副作用が少なく、高い効果を期待することができるといわれています。
実際にそれは漢方薬の歴史によっても証明されており、更に現代の最先端医学によっても効果の高さや副作用の低さが確認されています。
私自身も10年に渡り高麗人参を取り扱っていますが、適切に用いることで副作用はほぼない代わりに、夏バテの予防、虚弱体質の改善、冷え性の改善、各種病気の予防・改善に対して、確かな効果を感じることができています。
高麗人参は中国・韓国などで4千年もの昔から人々に愛され利用され続けてきています。その理由として高麗人参は疲れた時の滋養強壮効果はもちろん、上記に挙げたような様々な慢性疾患などに用いられ効果を発揮してきたという歴史があります。
高麗人参は現代の最先端医学を以てしても、まだまだ未知の部分が多いといわれています。なので、これから先もっと画期的な役割を果たせるかもしれないとして研究が盛んに行われています。
それにより、更に慢性病の改善や、今まで治す事が出来ないとされている疾病に対して有用とされる効果が見つかっていくのではと期待をされています。
最後に、高麗人参について素晴らしい面ばかり述べてきましたが、もちろん薬なので必要のない人は服用する必要はありません。そればかりか、体力が充実している人が必要以上に飲みすぎると、のぼせや動悸、胸やけなどの不快症状が出ることがあります。
なので、あくまでも体力が低下していて、高麗人参が適応する方が適宜摂取するということが基本となります。
高麗人参はしっかりとした土作りからしなければならないので非常に難しいですが、自分で栽培することもできます。土に害虫や病原菌などが混ざっていない状態で、更にしっかりとした肥料も必要とします。
故に土作りが難しいのですが、個人用としてプランターを用い、買った土を使い栽培することで難しい土作りを省略することができます。苗は直射日光に弱いので朝日以外は当てないように日よけを作るというのが一般的です。種から育てると、4年〜6年で収穫となります。
高麗人参の大きな産地となっているのが中国と韓国です。中国や韓国では高麗人参を漢方薬や薬膳として利用するという文化が古くから根付いており、現代でもほぼ変わらず用いられています。それ故栽培量も多く、自国だけではなく全世界に輸出されています。
品質もトップクラスであり安全性も問題ありません。その他、日本や北朝鮮、アメリカ、カナダ、ロシアなどでも少量ですが栽培されています。日本の高麗人参は中国や韓国同様ですが、アメリカやカナダはサポニンの量が少ない、ロシア産は高麗人参ではなくシベリア人参のことがあるなどの特性があります。
似てはいますが、両者は全く異なるものです。高麗人参は漢方生薬1種類を指すのに対し、養命酒には14種類の漢方生薬が入っており、更にアルコールも含まれています。効能としては高麗人参は心身を元気にするという働きが強いのに対し、養命酒は体を温めながら血行をよくするという作用がメインとなります。
養命酒にも高麗人参が含まれているので「同じようなもの」と見られがちですが、全く異なるものなので、どちらが自分の体に合うか確かめてから利用するようにしましょう。